内なる闇を自ら照らす時期

聖なる母に捧げる9日間で、自分自身の内面の神聖な女性性の栄光と勝利を祝うナヴァラトリは、

私たちが自己実現に向けた進化を加速化させる、またとない好機です。

意識を内面へと向かわせて、そこにある「神聖な女性性」の特質とエネルギーを活性化することで、

私たちは自分自身と、自分の人生を再創造できます。

その活性化をより効果的に行えるサポートとなる、ナヴァラトリの準備の方法を例をご紹介します。

 

・聖なる母のための祭壇を創る:祭壇をしつらえて、そこに様々な形の聖母、例えばサイマー、ドゥルガー、カーリー、
ラクシュミ、サラスヴァティ、聖母マリア、観音様などの図像やムルティ(神像)/銅像などを安置します。
お花やキャンドル、クリスタルなどを置いても良いですし、お供え物として果物やお菓子を捧げるのも良いでしょう。

 

・自分のための特別な空間を創る:祭壇の近くに、自分の内面へと入れる、特別な空間を創ってみましょう。
座布団やクッションなどを敷いても良いでしょうし、お持ちであればアサナ(ウール製の瞑想マット)や
マーラー(インド式の数珠)を用意するのもおすすめです。

 

・気づきを日誌(ジャーナル)に記す:ノートや日誌を用意して、修練を実践してみた体験や、沈思黙考する中で
得られた気づきや洞察について書き記します。

 

・「こうなりたい」という意図を設定する:達成したいこと、なりたい自分の姿を、心の中で明確にします。
そして、ナヴァラトリの間の修練の実践や意識の集中によって、それが達成できている様子を思い描きます。
ありありと感じられて、体験したと感じられるくらいに、実感あるものとして意図し、想像してみましょう。

 

・毎日必ずワークを実践する:最短でも30分間のサダナ(スピリチュアルな修練の実践)をおすすめします。
日中に20分間ほど時間をとって、内省したり、気づきをジャーナルに書いたりしてみましょう。
春のナヴァラトリでのマハ・マンダレシュワールによる誘導瞑想を再体験なさるのも良いでしょう。

 

・マントラを唱える:マントラを唱えることは、とても効果ある修練の方法です。
それぞれの女神のマントラをご紹介します。

 

第1日目から3日目に唱えるのは、女神ドゥルガーもしくは女神カーリーの、
活気のエネルギーを呼び起こすマントラです。
ドゥルガーのマントラ:オーム・ドゥム・マハ・ドゥルガエイ・ナマハ
(ドゥルガーの化身である)カーリーのマントラ:オーム・クリーム・カリカエイ・ナマハ

 

第4日目から6日目の唱えるのは、女神ラクシュミと、豊かさのエネルギーを呼び起こすマントラです。
ラクシュミのマントラ:オーム・シュリーム・マハ・ラクシュミエイ・ナマハ

 

第7日目から9日目に唱えるのは、女神サラスヴァティと、輝きと悟りのエネルギーを呼び起こすマントラです。
サラスヴァティのマントラ:オーム・アイーム・サラスヴァティエイ・ナマハ
マントラを通して聖なる母とひとつになって、そのパワフルな特質を自分自身のものとすることを
意図しながら唱えてみてください。

 

自らの闇を照らす10日間の旅を、ぜひご一緒しませんか?