ナヴァラトリ。それは、サンスクリット語で「九つの晩」を意味する、インドだけでなく世界中で広く祝われているヒンドゥーの祭日です。
ヒンドゥーの祭日や祝日の大半は『ラーマーヤナ』や『マハーバーラタ』といったヴェーダの神話や叙事詩をその起源としています。ナヴァラトリのストーリーはその中でも最もよく知られ、親しまれてきたもののひとつです。
修行を積み重ねて、ブラフマー神から「どんな神にもどんな男にもどんな半神にも負かされない力」を授かった、水牛の頭を持つ魔物・マヒシャスラ。授けられた無敵の力を使って天界の神々に戦争をしかけ殺戮を繰り返し世界を我がものにしようと目論むマヒシャスラの前に立ちはだかったのが、ブラフマー神、ヴィシュヌ神、シヴァ神が三位一体で協力し創造した女神・ドゥルガーでした。
ドゥルガーは九日九晩にわたって、三度形を変えて闘います。あるときは恐れをしらない獰猛さで、あるときは輝かしい美しさで、またあるときは限りない叡智を使って、マヒシャスラとその軍隊の壊滅に成功します。
この闘いがナヴァラトリのモチーフとなっています。それはつまり闇と光、エゴと本当の自分とのせめぎあいでもあるのです。
春と秋、ヒンドゥーの人々はこの時期を、自らを深く見つめるための好機として過ごします。サイマー・ブラマチャーリヤ僧団の僧侶が無料で提供する瞑想の機会も予定されていますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。お申し込みになると12月31日まで瞑想の録音にアクセスできます。
あなたにとってまた新しいスタートとなる、喜びでいっぱいのナヴァラトリとなりますように。
マザーディバインの9日間
9月26日 瞑想 – カーリーと生き生きとした生活
9月29日 瞑想 – ラクシュミと豊かさ
10月2日 瞑想 – サラスワティと悟り
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ナヴァラトリの期間中のヤギャ(炎の儀式)についてはこちらからご覧いただけます。