サイマー・ディクシャの歴史と実践方法

サイマー・ディクシャとは聖なる光が脳へ直接肉体的に転移するものであり、それによって悟りのプロセスが開始されます。この転移は最も濃密なパターンや記憶が保持されている場所である中脳を光で輝かせます。これは施す側の人が両掌を受ける側の人の頭上に乗せてこの「聖なる光」が脳に直接流れ込むのを許す、ハンズオン・テクニック(掌を乗せる手法)です。施す側の人は自分の掌を自分の頭上に乗せることでサイマー・ディクシャを自分に施すこともできます。

 

私たちは誰ものが聖なる光、愛、平和の種を自分の内面に宿して生まれています。ディクシャによって、脳の中に貯えられた、私たちが己の光を体験し顕現することを妨げている恐れベースのパターンが浄化されると、私たちが真の自己が持っている本質そのものとして生きることが可能となります。

 

ディクシャの歴史

「ディクシャ」とはサンスクリット語で伝授を意味し、世の始まりの頃より霊的伝統の全般にわたりマスターや聖人たちによって様々な形を取りながら施されてきました。それは目で見ること、手で触れること、意図を持つことにより、または志願者がマスターの写真を見たり名前や声を聴いたりすることにより施されます。どのような形を取るにせよ、ディクシャはマスターとその系統のエネルギーにより活性化されるものであり、それゆえディクシャはマスターによりそれぞれ独自性があります。

 

ディクシャは伝統的にマスターから選ばれた一握りの生徒に対して直接施されるものではありますが、サイマーは私たちが歴史上特別な時代に身を置いており、この聖なる光の必要性は今までになく大きいと認識しています。それゆえサイマーは全ての人が習得出来てかつ施せるように、この簡潔でパワフルな手法を設計しました。選ばれた一握りの生徒だけにディクシャが施されるという長い伝統の後、サイマー・ディクシャを施せるだけでなく他人に対して同じことが出来るようにトレーニングをすることが出来るというのは素晴らしく名誉なことです。この方法で私たちは世界中の大勢の人々を聖なる光で輝かせることが可能になりました。

 

ディクシャによってもたらされる恩恵

サイマー・ディクシャを受け取る時、あなたは多くの異なる体験をするかもしれません。深い平安、温かい感覚、あるいは存在することの軽さを体験するかもしれません。健全さ、静けさ、あるいは沈黙といった一般的な感覚を体験するかもしれません。聖なる光を見たり生活の中で歓びが増したりしていることに気付くかもしれませんし、あるいは全くそのような気付きがないかもしれません。期待することなく、体験がどんな事であろうとディクシャは様々なレベルで恩恵をもたらしていると素直に認識することが最も良いことです。

 

私たちは皆本質的に聖なる存在なので、サイマー・ディクシャを受け取ると、そのパワフルなエネルギーは私たちが真我を体験し表現することを覆っている深いパターンを溶かします。喜び、豊かさ、至福の中で己の可能性を表現し始める可能性が開花し始め、自分の本当の姿を明らかにする力が与えられます。

 

サイマー・ディクシャは誰にでも、何回でもその人が望むだけ施して構いません。子供、妊娠中の胎児、さらにはペットにさえも施すことが出来ます!

 

ディクシャの捧げ方

受ける側の人の前に心地良い状態で立って下さい。

受ける側の人とその内なる光に敬意を抱きながら、あなたの両手を胸の前で合掌させて下さい。(目安:5秒間)

あなたの両手を受ける側の人の頭の両脇に移動させ、耳から10センチほど離れたところで掌を上に向けて開き、心の中でサイマーとサイマー・ディクシャのエネルギーを呼び起こして下さい。(目安:10秒間)

あなたの両手を受ける側の人の頭から約3センチ上に構えて下さい。掌は下に向けて、親指の両方の付け根を合わせて、両手はわずかに丸いお椀状に構えます。そのままエネルギーが流れてくるのを感じるまで、または10秒ほどの間、両手をそのままそこに留めます。

ゆっくりと優しく、あなたの両手を受ける側の人の頭の上に置きます。掌の付け根が受ける側の人の額の上部に触れるようにして、掌の残りの部分と指は受ける側の人の頭の上に置きます。重要:両手は頭に触れていますが軽く触れるようにして、受ける側の人の頭にあまり強く体重をかけないように気を付けて下さい。もし必要であれば、相手の方の頭をそっと動かして、捧げ手にとって力をこめないで済むポジションに安定させても構いません。(目安:2~3分間)

ディクシャの光はあなたの頭頂にあるクラウン・チャクラに流れ込み、ハートに降りてきて、両腕を通ってあなたの両手から流れ出て行きます。あなたがしなければならないことはオープンなままでいること、ただそれだけです。

2~3分の後、あなたの両手をそっと優しく持ち上げて頭から離して下さい。

あなたの両手を胸の前で合掌させ、受ける側の人に対して心の中でサイマー・ディクシャを施す機会を与えて下さったことに感謝します。

サイマー・ディクシャを自分自身に施す場合も同様の手順を踏んで行います。両手を左右一緒にして掌の付け根が髪の生え際のちょうど下のところに当たるように配置します。

 

サイマー・ディクシャ・トレーニングの映像

留意事項

ディクシャのエネルギーは私たちから来ているのではないとよく理解することが重要です。私たちはサイマーによって活性化され私たちの中を通っていくこの祝福を施すために伝授を受けました。ですから私たちがディクシャのエネルギーを“汚す”ことはありえません。ディクシャの光のパワーは私たちが体験し得る中で最も偉大なものなので、たとえもし私たちが肉体的、感情的または精神的に健康でなかったとしても、ディクシャは私たちを通って受ける側の人に届きます。決してディクシャに対して課金しないでください。これはサイマーからのギフトです。誰かにディクシャを施すためにディクシャが何をするか、サイマーとは誰か、などを説明する必要はありません。さらに“光による祝福”といった別の名前を用いても良いですし、例えば自分が習得したエネルギー手法をシェアしたいと言うのでも構いません。

 

遠隔ディクシャ

私たちは世界中の誰にでもどこにでも、遠隔でサイマー・ディクシャを施すことが出来ます。遠隔ディクシャをする場合でも、私たちは同じプロセスを経て行います:感謝を捧げ、両手を広げてディクシャのエネルギーを受け取り、その人物が自分の目の前に座っているとイメージして、肉体的にその人物が存在しているかのように両手を左右一緒に広げるか、または自分の光の手が相手の頭上に置かれているのを単に視覚化するか、どちらかを行います。この状態で2~3分間留まり、感謝を捧げて終了します。

 

 

よくある質問

 

ディクシャとは何ですか?

サイマー・ディクシャは、脳に光を投入するパワフルな手法です。脳内の恐れの種に光をもたらすことにより、光に満ちた状態になるためのプロセス、悟りのプロセスを始動させ、サポートします。ディクシャとは、「エネルギーの伝授によって新たな状態を開始させること」という意味で、古代より伝わるものです。ディクシャは、それを伝授するマスターに特有のものです。サイマー・ディクシャは、サイマーが受け継いできた道統・系列のエネルギーとともに、光を伝達するもので、トレーニングを受ければ誰でも捧げることが可能になります。

 

自分自身にディクシャをすることはできますか?

はい、サイマー・ディクシャのトレーニングを受けられた方は、自分自身にもディクシャをすることが可能です。自分にする場合には、以下の手順で行ってください:1.光に感謝を捧げます。:2.両手のひらを上に向け、手のひらの小指側の側面を合わせるようにして、両手を合わせます。:3.両手のひらの中心を前頭葉の上(髪の生え際のところ)に置きます。

 

遠隔でサイマー・ディクシャを捧げることはできますか?

はい、その場に居られない方に対しても、ディクシャをすることができます。遠隔ディクシャの方法は、受け手に直接ディクシャをする場合と同じです。受け手の方があなたの目の前にいると想像し、直に行う場合と同じ手順で行ってください。両手を動かして行うか、もしくは光の手を思い浮かべて行ってください。

 

サイマー・ディクシャによりどのような恩恵がもたらされますか?

サイマー・ディクシャを受けている最中や受けた後に、さまざまな体験をされるかもしれません。サイマー・ディクシャを受けて、深い平和や暖かさの広がりを感じたり、身体や存在そのものが軽くなったように感じるかもしれません。漠然とした幸福感、心の静けさ、静寂を感じるかもしれません。聖なる光が見えたり、人生への歓びが増したりすることもあれば、何も感じないかもしれません。何も期待せずに無心の状態で受けるのが一番です。ディクシャは、さまざまなレベルにおいて恩恵をもたらしてくれます。私たちは皆、美しさ、パワー、叡智、知識、平和、調和などのすばらしい種を持って生まれてきています。サイマー・ディクシャを受け取ると、そのエネルギーがあなたの聖なる本質に覆いかぶさっている雲を晴らしてくれます。貴方に本来備わっている力が、喜び、豊かさ、至福のうちに顕現し始め、マスターとしての自分本来の姿を現せるようになります。

 

ディクシャとレイキの違いは何ですか?

レイキは、肉体の中および周囲のエネルギーフィールドの振動レベルを上げることにより、身体を癒すといわれます。ディクシャは神聖な光のエネルギーを直接脳に入れることにより、悟りのプロセスを始動させます。また、サイマー・ディクシャにはサイマーと、サイマーがその道統・系列のマスターたちから受け継いできたエネルギーが込められています。

 

ディクシャとブレイン・イルミネーションの違いは何ですか?

ブレイン・イルミネーションは、光に満たされる脳の映像を見ることを通じて、脳のすべての部分に光をもたらし、自らを光の存在として再創造するプロセスそのものです。ディクシャは、サイマーの霊的な系列の光を物理的に伝達することで脳の中の恐れの種を解消し、悟りのプロセスを始動させます。

 

サイマー・ディクシャと他のディクシャとの違いは何ですか?

光が伝達されたスピリチュアルな系列が異なり、場合によってはディクシャが伝授されるプロセスも異なります。スピリチュアルな系列が異なれば、ディクシャを伝授するための儀式も異なります。サイマー・ディクシャは、光に満ちた状態の一つの側面である至福を伝授する儀式です。

 

子供もサイマー・ディクシャを受けることができますか?

はい、サイマー・ディクシャは、子供や乳幼児のほか、お腹にいる赤ちゃんにも受けていただけます。子供たちにディクシャを施すことは、この上なく素晴らしい奉仕です。といいますのも、子供たちの脳の中にある恐れの種が芽吹く機会を得る前に、それらを変容させることができるからです。子供や乳幼児へのディクシャは、1分から1分半行ってください。

 

ペットにディクシャをしてもよいですか?

はい、動物もディクシャを受けることができます。動物に行う場合も、時間に気を付けて、1分以内にしてください。サイマー・ディクシャは、植物や木にもしていただけます。

亡くなっている方にディクシャをしてもよいですか?

サイマー・ディクシャは、この地上にいる存在のためのものですので、亡くなった方に捧げることはできません。亡くなった方へ光を捧げるには、「物故者のためのヤギャ」が有効です。

 

サイマーのスピリチュアルな系列にはどのような方がいますか?

サイマーのスピリチュアルな系列には、サティア・サイババ、シュリ・サトワババ・マハラジ、イエス・キリスト大師、マハー・アヴァター・ババジ、マイトレーヤ大師、シヴァ神、大天使ミカエル、サンジェルマンなどがいます。

 

ディクシャとは、どこから来るものですか?

何千年もの間、マスター、グル(導師)、聖人たちは信奉者や弟子にディクシャを伝授してきました。いずれの伝統にも、何らかの形でのディクシャがあります。ディクシャは、さまざまな形で伝授されます。たとえば視覚や、触れること、思い描くこと。あるいは、弟子が師の写真を見ること、名前を聞くこと、言葉を読むこと、声を聞くことによって。サイマーは、シヴァの系列、ヴィシュヌの系列、そして聖なる母の系列の3つの系列を受け継いでいます。

 

 

サイマー・ディクシャはいつ使われるものですか?

サイマー・ディクシャは、受けたいときに、何度でも受けることができます。サイマー・ディクシャは、私たちの役に立たなくなったすべてのものを解放し、内なる神聖な存在への気づきをもたらします。

 

他の系列に属していたり、他の宗教を信仰している場合も、ディクシャを行えますか?

もちろんしていただけます。サイマー・ディクシャおよびサイマーのすべてのワークは、あなたが属する系列や、信仰する宗教にかかわらず、あなたをサポートするようにできています。

 

サイマー・ディクシャを人に捧げる際には、ご本人の許可をいただく必要がありますか?

サイマー・ディクシャを直接捧げる場合は、お相手の方の頭に触れますので、許可を得るのが適切でしょう。遠隔でサイマー・ディクシャを行う場合は、許可を得る必要はありません。地球上でこの大変な時期を過ごす魂たちは誰もが、光を渇望しているからです。

 

サイマー・ディクシャを捧げるときに、目は開けた方がよいですか?それとも閉じたほうが良いですか?

ほとんどの人は、目を閉じてサイマー・ディクシャをするのを好みますが、身体のバランスを保つのに目を開けたほうがよいのであれば、開けたまま行ってもかまいません。

サイマー・ディクシャを捧げた後、頭がクラクラするときはどうすればよいですか?

座って、目を閉じて、エネルギーがあなたの体の中を動くにまかせてください。

 

ディクシャをしている最中に、受け手の方の頭が動き始めたときはどうすればよいですか?

ディクシャの途中で、受け手の方の頭がわずかに動くのは、珍しいことではありません。相手の方の頭が自由に動けるよう、両手の圧力を緩めてください。その動きを止めようとしないでください。ごく稀ですが、動きが激しくなった場合は、両手をゆっくり受け手の方の頭から離してください。

 

サイマー・ディクシャを受けた後、受け手の方が頭に圧を感じると言われた場合はどうすればよいですか?

脳内の光が強化されることで、時々このような症状がおこりますが、害はありません。受け手の方には、目を閉じてそのまま座り、光が体全体に、足先まで広がるのを受け入れてもらってください。

 

 

サイマー・ディクシャを捧げるときは、どのような意識でいればよいですか?

サイマー・ディクシャを捧げるとき、私たちは光に対する神聖な奉仕をしています。私たちは光を滞りなく通す管となり、クラウンチャクラから入った光は、ハートのチャクラを通り、私たちの手や腕から抜けていきます。聖なる光の柱の中に立つ自分の姿を思い描いてください。そして、この光を受け手の方の脳の中、特に中脳の中に、直接入れるという意図を持って、行ってください。

 

サイマー・ディクシャを受けるときは、どのような姿勢で受ければよいですか?

椅子に楽に座って、上半身をまっすぐに立て、椅子の背もたれから離れて前のほうに座ります。顎は胸のほうに少しひきます。両腕の力を抜いて、両手は膝の上に置きます。膝をくっつけるようにして脚を閉じて両足をそろえるか、ディクシャの捧げ手があなたの足の間に立てるよう、膝を大きく開いてください。両目は閉じます。

 

ディクシャを捧げたり、受けたりしないほうがよい時がありますか?

サイマー・ディクシャの素晴らしい点は、あなた自身に何が起ころうとも ― 気分がすぐれない時や、腹をたてている時も - ディクシャを行うことができ、あなたの状態がサイマー・ディクシャのエネルギーに影響することはありません。ディクシャはあなたの都合のよい時に、いつでも受けていただけます。

 

サイマー・ディクシャを受けるとき、どのような意識でいればよいですか?

光が流れやすいように、何も期待せずに、リラックスしてオープンな状態でいてください。

 

サイマー・ディクシャの費用を請求してもかまいませんか?

サイマー・ディクシャ―はサイマーからの無償のギフトですので、サイマー・ディクシャを与える際に費用を請求するのは適切ではありません。サイマー・ディクシャのトレーニングと活性化を受けた後、サイマーが主宰する人道活動への寄付をご希望になる場合は、そうしていただけます。いただいたご寄付は、この知識の普及する一助としても使わせていただきます。