もうすぐ光の祝祭ディーワーリーです

今年は11月4日(木)が、インド中が喜びに沸きたって家々に光を灯す、ディーワーリーのお祭りです。

「ディーパヴァリー」とも呼ばれるディーワーリーの名は、「光の列」を意味します。

古代インドの大長編叙事詩『ラーマーヤナ』の第6巻に、讒言によって14年間も追放されていたラーマ王子が、

魔物たちとの闘いに勝利を収め、伴侶シーターとともにアヨーディアへと帰還した時、国中の人々が喜びに

あふれ光を灯して祝ったというくだりがあります。つまりこの日は「光が還ってきた」日であり、

自分の中に光が灯される日でもあるのです。

インドでは豊かさと健やかさと美しさを司るマハ・ラクシュミを称え、お迎えする祭りとして

数日間をかけて盛大に祝われます。金や銀を購入して大切に保管することで富を蓄えたり、

美しい衣服を買って裕福さと美しさを祝ったりする日々でもあります。

しかし、それに先駆けて行われるのが、家の中の掃除と片づけです。

マハ・ラクシュミは、宇宙全体を維持する神ヴィシュヌの伴侶であり、「流れ」を司る女神です。

この世界に存在している美・富・パワーの流れを、自分の家の中に引き寄せるために、

妨げとなっているものを片づけることが、ディーワーリーへの準備です。

あなたもご自宅の中で気になっている箇所をすっきりとさせて、11月4日のディーワーリーの日には、

美しいキャンドルに火を灯して、豊かさの女神をお迎えになってみてはいかがでしょうか?