
ジャガットグル・サイマー・ラクシュミ・デヴィ・ミシュラ(サイマー)は、日常生活の中で生きた精神性を教えながら、ひとりひとりの心の中の変容を導くことで、世界全体の目覚めのために尽力しています。サイマーの使命とは、人類全体がマスターとしての自分に気づき、聖なる愛を行動に移し、愛と思いやりの一体感の中で誰もが生活できる世の中を築き上げてゆくことです。
サイマーは多くの宗教やスピリチュル伝統を等しく受け入れて尊重しあうモーリシャス島に生まれ育ちました。その成育環境がサイマーの、ワンネス意識に基づく愛と深い慈しみ(愛とともに理解すること)のメッセージへと繫がってゆきます。サイマーは父親と、そしてのちにインドの偉大なマスターたちと、人生の深い神秘と謎を探求しました。すべての信仰や伝統に敬意を払い、東洋古来の教えに現代の西洋技術の見識から新たな洞察を加え、吸収してゆきました。
サイマーは21才の時にフランスに移住し、その後科学者の男性と結婚し、二人の子供の母親となりました。子供を育てながらサイマーは生まれ持ったヒーリングの能力を西洋医学と一緒に取り入れながら、セラピストとして盛況な複数の診療所を開業していました。政治でも大活躍し、ボルドー市の市議会議員を務め、フランス政府の代表者としてヨーロッパ共同体の健康保険制度改革に尽力しました。ちょうどこの時期にサイマーは自分の師となるサティア・サイババと出会い、人生を大きく変える体験をしました。それ以降はずっと弟子としてサイババに従い、師の人道的活動を積極的にサポートしてきました。
事業の成功も幸せな家族生活にも恵まれていたサイマーですが、グルの天恵のもと、そして懸命に行ってきた修行の中で、自分はそれ以上に世の中に捧げなければならないものがある事に気づきました。更なる啓示を受けとったサイマーは、伝統的な母親としての役割、そして仕事と政治の生活を後にして、人類全体の意識の向上のために一生を捧げる事を決断しました。
サイマーは当初から自分の信者を育てることがしたいのではないと語ってきました。誰かについてゆくフォロワーではなく、スピリチュアルなマスターを養成することで、そのマスター達が光の柱となり、愛の象徴となり、サイマーと共に世界の変容と人類の目覚め、そして悟りに貢献することを目的としています。
それを目的に、サイマーは、変容へと導くワークショップやカンファレンスコールを行ない、教えを文書や録音、オンラインプログラムなどの形で提供し、さまざまな強力なツール(手段と方法論)を通じて私たちを支援しています。サイマーはかつては世界中を巡り、精神性の課題から社会的、心理的な話題など広範囲について語り、教えています。教育部門では人々に自分自身の“光の大使”としての力に目覚め、自分のため、そして人類のために新たな未来を築きあげてゆく教育を行っています。
サイマーは、インドに非営利団体「サイマー・ヴィシュヌ・シャクティ・トラスト(Sai Maa Vishnu Shakti Trust)」を設立し、子供たち、孤児、寡婦を対象に食料や衣服、清潔な水の供給、医療の提供を行っています。こうしたサイマーの教育と人道的活動を支援するコミュニティは世界中で形成されています。
サイマーは2007年、インドのヴェーダの伝統の中でも最高位の精神的指導者のみに与えられる「ジャガットグル」の称号を授与されました。この称号を授けたヴィシュヌ聖人協会の2700年の歴史の中で初めて、女性としてこの栄誉を与えられたのは、インドの聖者たちがサイマーの人道支援活動とともに、スピリチュアル・マスターとしての存在の偉大さを認めたからにほかなりません。
2016年10月には富士山麓で人類史上最大級のヤギャ(ヴェーダに古代から伝わる聖なる炎への祈りの儀式)となった「サイマー108 マハ・ヤギャ」を執り行いました。インド中から招聘した高僧108名を指揮し、神聖幾何学模様に配列された27のクンダ(火炉・護摩壇)で三日間絶やすことなく焚き続けた神聖なる炎へ、サイマーは「地球の浄化と人類の悟りへの祈り」を捧げました。
サイマーはオープン・インターナショナル大学から博士号を取得し、それ以外にも自然療法、ホメオパシー、オステオパシーの資格を有しています。サイマーの著書としては『天恵の花びら』(太陽出版刊)、『あなたを最高の幸せに導く本』(PHP出版刊)、『ポインツ・オブ・ライト』(サイマー・ジャパン刊)『聖なる関係があなたを癒す』(ビオ・マガジン社刊)が出版されているほか、個人と地球の変容のためにサイマーの叡智と実践的な教えを共有するための、数多くのCDやDVDを提供しています。