本来の自分へと還る旅

日本におけるスピリチュアルな書籍翻訳の第一人者である山川紘矢・亜希子ご夫妻の最新著『精霊の囁き』(PHP研究所)の中で、山川亜希子さんが、ご自身の体験についてこう書かれています。

 

「私は母の言葉や行動によって大きなトラウマを抱えてしまい、そのことに気づき、そこから抜け出すために長年とても苦労してきました。そしてなんとか、母の呪縛から数年前にやっと抜け出すことができました。
これは私だけの問題ではありません。親は子供のために良かれと思っていろいろ手をやき、心を尽くします。悲しいことに、子供を虐待する親もいます。または子供に過度の期待をかけて、結果として子供を束縛したいり、子供の力を奪いとったりしてしまうのです。
そして、そのことに親も子供も気づかずにいます。そのため多くの人が親に本来の自分の力を奪われて、自分の持つ力を発揮しないままに終わってしまうのです。でも、それでは私たちがこの地球に生まれてきた意味や目的を果たすことができません。(中略)
彼女(引用者註:サイマー)のワークは、親に差し出してしまった自分の力を取り戻し、自分自身の道を歩み始めるための応援歌のようなワークでした。このセミナーでは、私が三十年かけてやっと克復したものを、たった三十分でクリアしてしまう人もいました。今、宇宙は私たちの意識を変えるために、一刻一秒も無駄にせずに動いていると思います。サイマーさんが日本に何回も来てくださるのも、そのための宇宙の計画なのでしょう。このセミナーで、今まで自分が苦労してきたことは間違っていなかったということを、再確認できたのでした。」

精霊の囁き』(山川紘矢 山川亜希子 著 PHP研究所刊)p251-252

 

山川亜希子さんが体験なさったのが、サイマーのエネルギーワークであるプロファウンド・ヒーリング・ジャーニーです。深い癒しの旅と題されたこの独特なワークは、表面的ではない本質的な「癒し」をもたらすためのものです。サイマーは「癒し」とは「本来の自分に戻ること」だと定義しています。プロファウンド・ヒーリング・ジャーニーは、私たちの人生とは本来の自分、つまり「偉大なるあなた」へと還ってゆくプロセスであるということを、思い出すための旅路(ジャーニー)でもあります。

 

誰もが、無限の可能性とともに、自分という個の魂をこの地上で表現し、大宇宙の成長と発展に尽くすために生まれてきたのだと言えるかもしれません。決して苦しむために生まれてきたのではなく、その苦しみのせいにして身勝手にもしくは不自由に生きるために生まれてきたのでもないでしょう。「私」というかけがえのない、高貴で崇高で愛に満ちた存在が、その輝ける光を鮮やかにこの世界に映し出し、喜びそのものの人生を楽しんで生きてゆく。もしもそんな「偉大なるあなた」の体現が、この地球が新たな荘厳さを呼吸することへとつながってゆくのだとしたら、あなたはどのようにご自分の人生を、地球の未来を、創造しようと考えるでしょうか?もしも偉大なるあなたへと還ってゆく旅路こそがこの人生の本質だとするならば、あなたの旅路は、本当の人生はもう始まっているでしょうか?

これらの問いをご自身の中で発してみて、ご自身の中から聞こえてくる声に、耳を澄ませてみてください。その声こそがあなたを導いて行ってくれるはずです。