ジャパについて

マントラとは?

マントラの復唱は、よく行われる修行の一つで、サイマーの教えの根本的な要素です。マントラをしっかり理解できれば、それは我々の生活に神の存在を呼び覚ます行為だけでなく、もっと深い使い方があることが分かります。しっかりと理解され、適切な意図を持って使用されたマントラは、個人の変容にとって非常に強力なツール(道具)になります。

マントラは聖なる言葉、もしくは聖なる文章です。例えば、 ‘オゥム・ナマシヴァヤ’ というマントラは、「私はシヴァに従います」と訳されます。このシヴァとはヒンズー教の神様で、純粋な空間の象徴であり、永久に変わることのない、聖なる自分を表しています。ですから、‘オゥム・ナマシヴァヤ’ のマントラを唱えている時の私たちは、自分自身の内なる光に拝礼しているのです。自らの神聖さ、聖なる自己、すなわちあらゆる生命に対する敬意を広げています。

サンスクリット語のような古語によってマントラが復唱される時、言葉や文書が神について語られるだけでなく、それらを発声する時の、音の響きそのものに聖なる共鳴があります。このようにマントラが何度も繰り返されると、その聖なる言葉を聞きながら、神聖な波動が体全体に活性化されていきます。五感をこの高い振動にゆだねることで、自分のありかたそのものが変容し、エネルギーが浄化され、重苦しさや否定的な思考が取り除かれてゆきます。

マントラの復唱方法

マントラから最大限の効果を受けるためには、全身でマントラの復唱に集中する必要があります。自分の思考や感情を、復唱しているマントラと一体化させることです。これから買う物のことを考えたり、ストレスを感じながらマントラを復唱したりせずに、マントラのみに集中します。ここでは、愛と献心もとても重要な要素です。完全なる献心と愛をもってマントラを復唱すれば、膨大な神聖なるエネルギーとパワーを活性化することができ、それは自らの変容に大きく役立ちます。

ジャパ(輪唱)とは、マントラの復唱に特に集中する方法です。一般的にジャパはマーラーと呼ばれるお数珠を使って行われます。ヒンズー教の伝統では、マーラーには通常108のビーズがあります。マントラを唱える回数は、マーラーのビーズを利用することで、数を数える必要なく、マントラの復唱に集中することが出来ます。一回のジャパは、108回の復唱が行われます。マーラーのビーズは、ルドラクシャの種、トゥルシーの木、またローズクオーツ、ラピス・ラズリを含む貴石等、さまざまな材料によって作られています。ビーズ素材の振動が、マントラ自体のエネルギーと共鳴するのです。例えば、トゥルシーの木はヴィシュヌ神と関連がある木なので、マントラはクリシュナ神を含めた、ヴィシュヌ神の沢山の化身への繋がりを高めます。

マントラはいつでも使えますが、毎日のスピリチュアルな実践(サダナ)に含めても効果的です。同じマントラを毎日復唱することも、マントラを入れ替えていくこともできます。同時に大勢の人が唱えているマントラを選べば、生み出される振動の規模が増強されます。例えば、一緒にマントラを復唱するグループをみつけたり、大規模な祭日に関連するマントラを選ぶこともできます。例えば、シヴァラトリ の祭日に ‘オゥム・ナマ・シヴァヤ’ を唱えたり、あるいは ナヴァラトリの祭日に聖なる母へのマントラを選んで唱えることができます。

日常生活の中にマントラを取り入れる方法は無限にあります。良く行われる方法の1つは、朝起きた時と、夜寝る前にマントラを復唱する練習です。ジャパ用にマーラーを使用する際は、108回の復唱を3度行うのが一般的です。一日中、無言でマントラを自分の中で復唱することで、マントラの振動をあなたのエネルギーに留め、その波動があなたの心とマインドを解き放ちます。形式よりも、集中力、愛情、そして信仰心こそが、マントラの影響を最大限に引き出すものです。

サイマーが提供する、シンプルなマントラ

  • Om Namah Shivaya
    “オゥム・ナマ・シヴァヤ”—シヴァ神(純粋な空間)に従います—
  • Om Klim Kalika-yei Namaha
    “オゥム・クリーム・カリカーイェィ・ナマハ“—カーリー神(エゴの破壊者)としての聖なる母に従います—
  • Om Shrim Maha Lakshmi-yei Namaha
    “オゥム・シュリム・マハラクシュミーイェィ・ナマハ”– ラクシュミー神(豊饒と繁栄)としての聖なる母に従います—
  • Om A-im Saraswati-yei Namaha
    “オゥム・アィーム・サラスヴァティーイェィ・ナマハ”– サラスヴァティ神(叡智、知識、芸術)としての聖なる母に従います—
  • Om Dum Maha Durga-yei Namaha
    “オゥム・ダム・マハドゥルガーイェィ・ナマハ“– ドゥルガー神(戦いの女神、創造性)としての聖なる母に従います—