この世界のすべてはエネルギーだとサイマーは教えています。太陽の自然な光や人工的な電気を含め、私たちが目にする光は、私たちが感覚によって認識できるひとつのエネルギーの、ある周波数帯域にすぎません。しかしこれ以外にも、たとえば伝統的には光背あるいは光明とよばれてきた、頭の周囲に現れたりするスピリチュアルな光があります。このスピリチュアルな光は、非常に高い周波数をもつエネルギーを指しており、この光は愛、寛容さ、強さ、内面的な平穏、身体・心・感情の静謐さとして具現しているのですが、通常は目で見て認識することができません。
このスピリチュアルな光とワークをすることで、こうした高い周波数の中で、それに伴う静謐さとともに生きることができるようになるのです。すべてのエネルギーと同様、このスピリチュアルな光もまた永久で、絶えず存在しています。つまりこの周波数の波動は、常に私たちの内側にあり、また私たちを取り巻いているのです。創造的なエネルギーであるこの光が持つ可能性は無制限であり、独自の内なる知性を備えています。この無限の創造性と内なる知識が組み合わさって、この光を私たちが変容するためのパワフルなツール(手段)としているのです。
私たちは光と共に創造することで、私たちが創り直したいと望むものすべてに、変容をもたらすことができます。光は私たちの身体、細胞ひとつひとつ、思考、感情、環境、状況の周波数を、個人レベルだけでなく地球レベルでを高めることができるのです。私たちはいかなるものにも、いかなる状況にも、光をもたらすことができます。そして究極的には、この世で常に光として生き続ける方法を身につけて、どこへでもこの周波をもっていくことができるようになるのです。
どのようにすれば光とのワークができるのでしょう。光を愛、信念、また感謝の念をもって迎え、そして変容が必要とされている場所へと導くのです。以下に挙げるのは、最適な変容を創り出すために光に対する指示の中に含められる、具体的な「要求(命令)」です。
- 始動 – 光をオンにする
- 活性化 – 光を強める
- 確立 – 光を広げる
- 定着 – 光の継続的な維持を求める
この方法で積極的に光と関わりをもちながら実践を続ければ続けるほど、一層この光を体現できるようになってゆきます。高次の周波数を体現するようになればなるほど、私たちの人生における体験は変容してゆき、私たちは高次の周波数のレンズを通してこの世界を見るようになります。一層の明確さ、パワフルさ、愛、自由を以って、応じられるようになります。
光とワークする際はつねに、まず高次の周波数と自分自身を統合する(まっすぐにつながる)ことから始めるのが重要です。高周波と統合することで、私たちの命令はより強く、はっきりと伝わり、光への抵抗も抑えられます。統合するためには、深く意識的な呼吸をする、感謝をこめて心に意識を集中させた呼吸をする、スピリチュアル・マスターに自分自身をゆだねる、マントラを朗唱する、サイマーの教えるセンタリング・テクニック*を使うなど、様々な方法があります。
統合がはかれたら、明確ではっきりとした意志をもちながら、光と共に創造する最終的成果を積極的に想像します。この過程では五感のすべてを使いましょう。光とワークする際の鍵は、光の存在と、展開してゆく変容のプロセスに対するゆるぎない信念をもつこと、そして変容が起きていることに対する感謝の気持ちで心を満たすことです。生きた知性である光は、つねに私たちの要求に反応するでしょう。愛と誠実さをこめ、心を開いて命じるほど、このエネルギーが示せる変容の力は、より強くなります。
高周波の光を脳に取り込む、簡単な例を挙げましょう。まず、時間をとって自分自身のエネルギーの統合をはかることから始めます。このワークへの感謝とそれが持つパワーへ、信念を感じながら。
- 光を脳 (全体または一部) に取り込むよう念じます。「光よ、脳の中で始動せよ」と自分自身に唱えても構いません。
- 自分を取り囲む光を想像し始めます。
- 王冠の形をした光の輪の上部から脳へと光が流れ込むよう導きます。王冠を通って脳へと光が移動する様子を想像してください。
- 意識をこのプロセスの対象となる部位に集中させ、それが光を浴びている様子を思い描きます。
- 「始動」と心の中で唱え、光をオンにします。つぎに「活性化」と唱え、呼吸をするたびに光が強くなる様子を想像し、輝きがあふれ出すまで続けます。
- 脳の中で光を「確立」し、「定着」と繰り返し唱えて生きた光を自分自身の中に「定住」させます。
継続して着実に実践練習を積み重ねることで、光は一日を通して私たちに忠実に寄り添ってくれるようになり、私たちの人生は愛、静謐さ、そして天恵にあふれたものへと近づいてゆくのです。
*センタリング・テクニック<身体の中心線をまっすぐに整える方法>はサイマーの著書『あなたを最高の幸せに導く本』(PHP研究所刊 )P127-129でお読みになれます。