ヒンズー教の祭日・ディーワーリーは、住まいを美しく片付けて光で飾りつけ、美と豊かさの女神ラクシュミを迎え入れるという、インド全土で盛大に祝われる祭日です。今年は11月7日(水)がその初日にあたります。
光の祝祭とも呼ばれるディーワーリーでは、ナヴァラトリの10日目にあたるヴィクトリー・デイと同様、光が闇に勝利したことを祝います。伝統的に家庭でお祝いをする祝日であり、家を掃除して綺麗にした上で、特に窓や玄関や祭壇など家中に小さなろうそくの炎を灯します。ディーワーリーの日には、何百万という灯火がインドや世界中の家庭で煌々と輝いているのです。その光を通じて、世界中が輝きによってひとつになる日と言っても良いでしょう。
前日の6日は断食をして、翌日の光の勝利に備える方もいます。7日には新しい服を買って身なりを美しく整えて瞑想をしたり、いつもとは違う特別な食事を摂ったり、いつもとは少し違うぜいたくを、豊かさを楽しむのです。そして、ろうそくの光の中でチャンティングを行ったりして、愛する人、大切な誰かとお互いに光を捧げあい、照らしあうのがディーワーリーです。サイマーはこの祭日を特別な形で祝うことは、私たちの「内なる神殿」を整えることでもあると語っています。


ろうそくに灯された火。その炎の光の輝きは「分厚い闇のヴェールをも追い払うでしょう」とサイマーの言葉にあります。光を見つめていると心が安らいだり、躍ったり、敬虔な気持ちになったりするのは、私たちの目に映る光が、内面にある自分自身の光に気づかせてくれるからかもしれません。光を目にすることで、内なる光を観じる、それがディーワーリーという祝日のもたらしてくれる喜びでもあります。
では私たちにとっての闇とは、何でしょうか。疑い、悲しみ、嫉妬、強欲さ、身勝手さ、失望、精神の貧しさ、争い…それらは「恐れ」から創り出された、人間としての(パーソナリティの)資質にすぎません。それらに光をあてて、光で照らし、光で変容させてゆく。自分自身の変容が進めば進むほど、自分の中の闇の部分ははっきりと、明白になってゆきます。そして明白になれば、変容させることも、溶かしさることも可能となります。光の勝利の祝日に、喜び、ゆだね、調和、平和、信念、献心、感謝、輝き、豊かさ、優美さ、パワー、そうした数かぎりない自分自身の中の光を輝かせて、ハートの中で無限の拡がりをお感じになってみてはいかがでしょうか。
あなたというかけがえのない「光」への、感謝と敬意と愛をお伝え申し上げます。